ビッグ3救済法案が廃案に - 労組の賃金カット拒否などで協議決裂

ビッグ3救済法案が廃案に - 労組の賃金カット拒否などで協議決裂

ビッグ3救済法案が廃案になりました。民主党の賛成多数で10日夜に下院を通過したものの、上院では共和党の反対にあい審議は紛糾。共和党側の提示した修正案にある賃金の大幅カットを全米自動車労組(UAW)が拒否し合意に至らず、事実上の廃案となりました。

ビッグ3:米上院の救済法案協議が決裂、事実上の廃案に - 毎日jp(毎日新聞)

 法案は、議会多数派の民主党などの賛成多数で10日夜に下院を通過したが、上院では共和党の反対が根強く、審議は冒頭から紛糾。共和党側から提示された修正案を軸にぎりぎりの調整を続けたが、合意の最終段階で全米自動車労組(UAW)が賃金削減の時期などで難色を示し、決裂した。民主党のリード院内総務は「両党の意見の隔たりが大きすぎた。あまりに残念すぎる結果だ」と述べて、協議の決裂を認めた。

この期に及んでのUAWの強気姿勢がよく理解できません。賃金カットでも職があればまだマシだと思うのですが、それはイヤなのでしょうか。それとも、絶対救済されるとの自信があるのでしょうか。

たしかにビッグ3をつぶせば雇用情勢は劇的にわるくなり、不況の長期化は避けられないでしょう。多くの失業者が街にあふれ、治安も悪化し、アメリカだけでなくほかの国々にも大きな経済的インパクトを与えると思います。

しかし、すでに実質的に破たんしているような企業なのです。それを労組はなんと思っているのか、あるいは関係ないとでも思っているのかわかりませんが、ウォール街の住人に対するアメリカ国民の反応をきちんと見ていたのか疑問です。

賃金カットといっても、話によれば、いままでの高かった賃金がトヨタなどの外国企業並みになるというだけのことなのです。十分ではないですか。どれだけ良い環境にいたのか、やはり労組は理解していないのでしょう。

もちろん、今回の廃案の原因が全面的にUAWにあるなどと言うつもりはありませんし、まだ全ての道が断たれたわけではないですが・・・。

経営者や労組などを含めたビッグ3全体を観察してみると、遅かれ早かれ経営破たんは免れない可能性が著しく高いこの状況で、一時的にでも存続させるべきなのか、わからなくなってしまいます。

2008年12月12日||トラックバック (0)

カテゴリー:投資信託のニュース

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